愛車遍歴 バイク編 その5 ヤマハ YZF-R6
YZF-R6、初代の初期型5EBである。
GPZ900R以降の大型バイクだった。
一度はスーパースポーツ(以降SS)に乗ってみたいなと思っていた。
それなら一番尖ったマシンに乗ろう!ということでSSの中でも定評のあるR6を選んだ。
初期型にしたのはただ単純に安かったから、車体で45万だったかな。GPZより安い。
でもモノ的に状態はとてもよく当たりだったと思う。社外マフラーも付いてたし。
なぜかキャリアも付いていた。一度も使うことはなかったな。
ただ先に言っておくがSSはサーキットに行かないのであれば絶対必要ない。
辛いだけだ。てかほんとに辛いだけ。高速ツーリングでも絶対必要ない。
なぜなのか体験を交えて説明していきたい。
これからSSに乗ってみたいと思っている方に少しでも参考になればと思う。
スペックはちょっとググれば分かるが軽く触れておこう。
600CCで120馬力、レッドゾーンは16000回転近くまでまわるキチガイパワーである。
車だとリッターあたり100馬力!9000回転まで回る!とかおおすげー!ってレベルだけどそれらなんて真っ青な数字だ。なんたってリッターあたり200馬力だ。
軽量だからできる術なんだろう。
車は誰でも乗るけどバイクは趣味で乗る層が多いからこういう尖ったバイクが普通に市販されるのだと思う。
ただこのR6に限らないけどSSはほんとに市販していいものだろうかと思うぐらいの乗り物だ。
当たり前だけど乗り心地はめちゃくちゃ硬い。
リアサスのプリロード調整を最弱にしても街乗りは辛い。
前傾姿勢もすごい前傾姿勢だけどよく見たらそれでもスペーサーで上げてあったから驚きである。
リアサス緩めればいいという問題でも無くフロントフォークももちろん硬いしフレームもサーキットをハイスピードで走るのに耐えうるものだからガチガチである。
そんなわけで街乗り以前に峠などで走っててもガチガチすぎて曲がらない。
想定されているスピードに達しないので硬すぎて荷重を前に乗せれないのだ。下手くそってのも有るだろうけど。
車もバイクも前輪に荷重を載せないとアンダーステアになってだんだん膨らんで行ってしまう現象が起きるが、常にコレだった。
ロードスターも最初から社外車高調付いていてしかも結構固く、最初はうまく荷重を載せることが出来なくうまく曲がれなかった。
そのうちうまく乗れるようになった頃車高調がヘタって更に硬いバネのものに交換したという経緯がある。
うまく荷重さえ掛けれるようになれば更に速いコーナリングが可能になるというわけだ。ある程度スピードが出ている必要性も有る。
ただ街乗りだと乗り心地が悪いだけで正直利点は少ない。趣味の領域である。
せめてハンドルのスペーサーを抜けば前輪に荷重かかりやすくなってマシになったかもしれない。今更だが。
あとエンジンの特性も非常に尖った特性を持っていた。
600CCのバイクで120馬力なんて確かにスペックだけ見たらものすごい数値なんだけどそのパワーを絞り出すためには高回転型にせざるを得ない。
するとどうなるか・・・、低回転領域では全然パワーが出ないのだ。
法定速度は60キロだがその範囲で乗ってるとただの重たいホーネットである。
いやパワーバンドに乗らないからホーネット以下かもしれない。
だから法定速度内で走っているとものすごくタルいバイクになってしまうのだ。
つまり全然楽しくない。
ただ8000回転を超えたあたりからだんだんとものすごいパワーが出てくる。
そして12000~13000回転に載せるとものすごい加速を伴ってミサイルのように飛んでいく。
ワープをしているのかと思うぐらいの加速でこの感覚は車では絶対味わえない加速感だと思う。
その領域まで回せば楽しい、ただ怖い。
公道でそんなに回すってことはもう一発免停になるスピードが出ている。車がちょっと車線変更でもしてこようものならば即死だ。
公道でSSを楽しく乗ろうものならいつか必ず死ぬ。そう思った。
バイクでサーキットに通うとなると革ツナギやらなんやらで色々とハードルが高く、そこまではできないなと思っていた。
そんなわけで半年ほどで手放すことにした。命には変えられない。
R6はサーキットだけに使用するとなれば最高のバイクである。
ただそれ以外に使おうとすると持て余し、辛いだけのバイクになる。
SSが中古車市場で綺麗な物が沢山出回っているのはそういうことなのだろう。
SSは総じてデザインが尖ってカッコよく、今でも憧れるバイクは何台もある。
DUCATI1098とかKTMのRC8R、スズキGSXR750とか今でも好きで買って乗ってみたいなと思うことがまだある。
ただまたそれを買ったとしても同じ失敗を繰り返すだけなのかなと思う。
SSはスペックなどの数値が良いから人気だけど、実際乗りやすい程々で軽いフルカウルバイクがもっと出てほしいなと思う。
ただ数字でアピールできないから商業的に厳しいのかなと。
今は車もバイクもないけど次は身の丈に合ったバイクを選びたい。
愛車遍歴 バイク編 その4 KSR2
カワサキの2stミニバイク KSR2。
80CCという原付2種の括りでありながら軽量ハイパワー。
二度目の2stバイクでかなり手を入れたバイクであった。
このバイクを手に入れた経緯、思い出、そして現代まで語っていく。
当時バイクはGPZもTS125Rも処分し、何もない状態であった。
ロードスターはあったがバイクに乗りたい。
でもツーリングは面倒くさいしやるならジムカーナできるバイクがほしい。
でも金は掛けたくない。じゃあミニバイクかなってことでKSR2が候補に上がった。
ただ2stはボロい割に結構高い個体が多い。ならばヤフオクで買う!
そんなわけで買ったのがこちらである。12万ぐらいだったかな?
ダウンチャンバー付いてるのが良かった。高い位置に有ると油が背中に飛ぶし。
買った直後の写真は無かったがこちらは一通り整備が終わったあとの写真になる。
買ってから3ヶ月後ぐらいかな?
正直状態があまり良くなく整備しまくりで3ヶ月ぐらいと結構な金額が掛かってしまっていた。普通にレッドバロンで買ったほうが安かった。
ざっと覚えている整備を列挙してみる。
・フロントフォークOH
・前後ブレーキキャリパーOH
・キャブOH
・ミラー交換
・各所サビ処理塗装
・ライト電球交換
・ブレーキワイヤー交換
・各種調整
・フロントブレーキキャリパー交換 2ポッド化
・各種ゴム類交換
・ハイグリップタイヤ手組み
挙げてみると大したことないなーと思うけどやったことない作業ばかりだったからかなり手こずった。
サービスマニュアルとネットの情報を駆使してようやく仕上げた感じだ。
パーツも一部欠品があったりとモノタロウやホームセンターで使えそうなのを探して代替品にしたりと結構苦労した。
KSRのサービスマニュアルでネタになっているのがフロントフォーク外す際特殊工具に「適当な棒」ってのがあって幾ら何でも適当すぎやろ!ってカワサキクオリティを感じる事ができる。しかもこれほんとに適当な棒だと入らないし曲がるってことで結構ハードルが高いんだよな。
キャリパーとかマスターシリンダーとかフルードが固まって鼻くそみたいなのがこびり付いててて結構落とすのに苦労したりゴムシールなかなか固くて交換できなかったり。
エア抜きに手こずったり。キャブ調整がなかなかうまくいかなかったり。
タイヤの組み換えがめちゃくちゃ固くて難しかったり背中や腰が痛くなったりして中断したり。
評判通りだけどブレーキの効きがすごく悪くて怖いからKX60だかのキャリパーを移植したら今度はガツンと刺さるぐらい効いてびっくりしたり。
もともとが安いバイクだから各種パーツのクオリティがかなり低く安っぽい。
おもちゃみたいだったが整備の勉強になって楽しかったかな。
そんなこんなで整備代は多分10万ぐらいは掛かってそう。買ったほうが綺麗で安いわね。
肝心な走りの方は期待通り楽しい!
とにかく軽い!でもブン回せる!パワー有る!楽!
ミニバイクって気軽に跨ってちょいと取り回せるしスクーター感覚ですごく便利。
だから土日の休日なんかは王将行ったり漫画喫茶行ったりみたいな近所のお出かけにはよく使った。
メットインは無いけどスクーター買うならこういうミニバイクのほうが汎用性あっていいんじゃないかなと思う。今だとグロムとかかな。
フロントアップの練習とか結構したけど小さいからあまり怖くない。ウイリーできるまではいかなかった。
ジムカーナは結局しませんでした。腰が重くてね・・・・。
そのうちもう一台大型を買ったので街乗り特化マシンとして活用していたのだが・・・。
インテグラ乗ってた友人がバイクの免許取るとかいい出してへえ良いじゃんって思ってたら、なんと俺のKSR売ってとか言いだした。
はぁ?と思ってたけどなんやかんやで友人価格で売ってしまった。どうしてこうなった。
この友人以前俺が乗ってた自転車も売ってくれとか言ってきて譲った事がある。
人のもの欲しがる性質やな・・・。
今はその友人のもとでKSRは盆栽になっている。
総評としては安っぽいが非常に楽しく楽でいいバイクだった。
ミニバイクってホント気軽に乗れるってのが良いね。大型だと絶対めんどくさくなるし。
1000CC以上の重たいバイクは絶対乗らなくなるのが分かってるから買ったこと無いけどミドルクラスでも面倒くさいしね。
初めてバイク乗るときミニバイクって選択肢も良いと思う。
グロムほしいなぁ
愛車遍歴 車編 その3 マツダ・ロードスター
マツダの看板車種と言っていいほどのスポーツカー
マツダ・ロードスター。その2代目NB型後期型RS2である。
初めて買ったピュアスポーツカーであった。
この車が自分に与えた影響は多大であった。
今車に対する興味や知識、考え方はこの車に乗ったから出来上がったと言ってもいい。
今はもう手元に無いが、一緒に過ごした4年半のこの車の思い出を語っていく。
買ったのはフリーター時代、前述したベルタがそろそろ新車で買って3年。
車検の時期が近づいてきた。
正直ベルタなんて仕方なく買ったようなもんだしこの機会に買い換えたい。
どうせ買うならMTのスポーツカーに乗りたい!
ただ手持ちのお金はそんなに無いしベルタもそんな大した値付けも期待できない。
事故車だったしね。
安くて楽しい、しかもそんなに古くない。ってことでNBロードスターとRX-8が候補に上がってきた。
ディーラー時代隣の中古車センターでRX-8が置いてあってエンジンを掛けさせた貰った事がある。すごい軽快な吹け上がりとスコスコ入るシフトフィールに魅了された。
しかも値段もそんなに高くなくこなれてる。そういう理由だ。
ただ燃費は悪いしロータリーゆえの低速トルクの無さと高燃費、故障のリスクが気になった。
ロードスターは2シーターオープン+軽いし安い。しかも普通のファミリーカーに載せるような特に特徴のない普通の4気筒。
購入費はそれほど差がなかったと思うけど維持費が掛かるのは嫌だったのでロードスターを選んだんだと思う。
そんなわけでオークションに言って無事落札し、買ってきた。
運転席のシートは破れてたけどレカロシートに交換する気だったからそこは問題なかった。6万キロぐらいで90万ぐらいだったと思う。
正直相場よりちょっと高めだったかなと思った。その時は。
買った当時は車を弄るとかチューニングするとか全く興味なくて純正こそ至高だと思っていた。だからそういうことに対して否定的な考えを持っていた。
後日インテグラに乗っている友人にロードスターを見せたら驚いていた。
社外パーツが沢山ついててしかも高価なパーツがすごい付いてた。
なんのこっちゃと思ってたけどすごくお買い得だった。
覚えてる限り列挙してみよう。
オートエグゼのアンダーフレーム(高そう、剛性アップ?)
オードエグゼのワイパースポイラー?(謎パーツ)
オートエグゼの吸気のやつ?(めっちゃ吸う、そこそこ高い)
タワーバー(ブランド忘れた)
フジツボエキマニ(結構高い、バンテージ巻き)
マツダスピードマフラー(説明不要のやつ)
ボルクレーシングCE28(レイズのホイールの一番軽くて高いやつ、掃除しづらい)
マルハモータースの車高調(有名なロードスター専門店)
ダンロップDIREZZA Z2(ハイグリップタイヤの代名詞的なやつ)
なんかもうコテコテなぐらいてんこ盛りだった。
でも派手なパーツじゃなく分かる人が分かるみたいなチョイスだったから下品とかそんなのは一切なかった。
肝心な走りの方だが、乗ってみてすぐ感じた。
こんなに楽しく走る車は初めてだ!よくわからんけどクイッと曲がってすごく軽快だった。
ちょっと遠出して山道やら峠道をドライブするのがこんなにも楽しいなんて思わなかった。
友人に勧められてサーキットデビューすることになってチューニングショップにも出入りするようになってハマっていった。
やはり走り出すといろいろ変えたくなるようで、まず手始めにレカロのセミバケを貰って入れた。
オープンカーでサーキットを走るために必要な4点式ロールケージを取り付けてもらった。サイトウロールケージだったかな?
セミバケじゃしっくりこないのでレカロのRS-Gというフルバケを買い、マルハモータースのシートレールを組み合わせて取り付けた。
それにタカタの4点シートを組み合わせた。今は亡きタカタ、株も持っていたので思い出深い。色々ね。
MOMOハンドルを取り付けスペーサーで位置調整した。
そのうち固くなったタイヤをブリジストンのRE11AからのRE71Rに変えた。
状態知るためにDefiの水温油温油圧計をつけた。これは全部自分で取り付けたから思い出深い。
車高調がヘタってきたから戸田レーシングの車高調に交換した。
立ち上がり空転しないようクスコの1.5WAYのLSDを付けた。
ドリフトと定常円旋回の練習のために安いホイールセットを買った。
そしたら今度は油温がすぐ上がるようになったからオイルクーラーを取り付けた。
あと細々としたところをイジったりして結構金かけて楽しんでいた。
エンジン以外はもうやる必要がないだろうという感じだったのかな。
サーキットも主にモーターランド三河、美浜サーキット、YZサーキットと年間6.7回程度通っていた。
腕もそこそこ上がりそれなりタイムも出て非常に楽しく夢中だった。
だが車、特にモータースポーツは金が掛かる。
故に腕より金をかければかけるほど速い。そして軽量化と馬力が正義だった。
正直ロードスターではパワーにアドバンテージは無くコーナーで追いついたとしてもホームストレートで一気に離されてしまう。
腕よりパワー、そして金・・・。嫌という程感じさせられた。
そろそろエンジンにも手を入れたいなとハイカムやらスーパーチャージャーを検討したりして見積もりとったりもしてみた。ハイカムはほぼやる直前まで行ったけど50万程度は金かかるし最後の踏ん切りがつかなかった。
その間にもタイヤを交換しないといけない。最後の年は2セット交換した。
15インチだからかなり安いほうだけどそれでもハイグリップタイヤは寿命短いし値段高いしバカにならない。
そしてまた車高調がちょっとづつヘタっていくのを感じた。
これのオーバーホールをするとなるとまた結構な金額がかかる。
当時は実家で独身貴族を謳歌していたけど正直安月給だし結構辛かったと思う。
サーキット走れる車で一番安いレベルのロードスターでもかなり金額がかかっていた。
この先サーキット通いや維持し続けていく自信がどんどん無くなっていった。
決定打になったのは夏頃ソースカツ丼が急に食べたくなって敦賀までドライブがてらでかけた。行きの高速は空いてたからクーラーがそこそこ効いてたけど帰りは大渋滞にハマってクーラーが全く効かない。窓全開だけど幌の車なんて移動する温室みたいなもんでめちゃくちゃ暑い。帰ってきた頃には完全に心が折れてもういいやと思った。
次はもっとパワーあって便利でクーラーが効く車がほしい!
そしてめぼしいパーツを取り外し、手放した。
手放す直前最後にってことで鈴鹿サーキットの走行会に初めて参加した。
コースアウトして2回も赤旗降らせる奴と黄旗振られてるのに追い抜いてくる直線番長のR32に乗った初心者おっさんがいたりとかカオスだったけどまぁ楽しかった。
ホームストレートでレブリミットまで当たるなんて初めてだった。でも恐怖感は全然無かった。舗装が非常に高い精度で平らになってるのを感じた。帰りの高速道路ですごいグニャグニャに感じるほどだった
。
流石にパワー不足だったし、まず広すぎてどこを走ればいいのかとか、次どんなコーナーが来るのかとか全然わからなくて恐る恐るって感じだったけどいい経験になったかな。
ロードスターには車の面白さを教えてもらった。
重整備以外は結構DIYでパーツ付けたり修理したりで整備の楽しさも体験できた。
最初はイメージだけでチューニングに否定的だったけど見るからに効果が出て考えがかなり変わったと思う。
最初からある程度弄ってあったからなおさら良かったのかなと思う。
特に車高調が変わってて純正より固くなっててコーナリングが楽しかった。
またサーキットを走って車をコントロールする楽しさを目覚めさせてくれた。
アクセルで曲がるって言葉だけは知ってたけど実際どのような意味なのかよくわかってなかった。でもFRであるロードスターはコーナリングでアクセルを抜くとクイッと内側に曲がっていく感じがあった。これがすごく良かった。
サーキット走っててコーナリングでアクセルで調整する。タイヤのグリップと相談して滑る限界手前ギリギリを探る感じ。
テールスライドさせてカウンターで維持して綺麗にコーナーで円を描く。そのコントロールを探る。
こういうところが醍醐味なんじゃないかなと思う。
手放して1年ぐらいした時売ったことを後悔した事があった。
ただ今実家を出て一人暮らしだし、実家にあったガレージとか工具も無いから気軽に整備できないしで到底維持できないだろうしこれでいいのかなと思う。
お金もかかるしね。
最近レンタカーでNDロードスターを借りて遠出した機会があった。
ノーマルにもかかわらず足回りも硬すぎず柔らかすぎず、懸念の合った電スロのレスポンスもよく、1.5リットルだけどそれを感じさせないパワーと吹け上がり。
非常に良く出来ていた車だった。
停める場所とお金に余裕があれば欲しいなーとも思うけどそんなに乗ることも無いし、乗りたくなったらまた借りればいいのかな。
いろんな車を試せるし。
まぁ今現在は車を所有するなんて考えられないけど、いつの日かまたスポーツカーを買い、サーキットに復帰したい。
愛車遍歴 バイク編 その3 スズキ TS125R
スズキオフロードバイクTS125Rである。
このバイクの前身であるTSはハスラーの相性で親しまれ、仮面ライダーのバイクにもなった。今ではハスラーと言うとスズキの軽SUVであるがもともとはバイクの名前であった。
自身が初めて買ったオフロードバイクであり、初めての2STバイクであった。
このバイクに出会い、思い出、別れを語っていきたい。
GPZを乗って2ヶ月程度だったと思う。
GPZはいいバイクだが気軽に近所に乗るにはちょっと重さもあるし、どっこいしょって感じでしんどい部分があった。
そうだ原付きオフロードでも買えば便利なんじゃないかと思い立ち、じゃあCRM80あたりでも買うか!と思い立った。
ホンダフラグが立ったのだ!!このまま初のホンダルートに向かうと思っていた。
早速レッドバロンに言って2st原付きオフ欲しい、CRM80探してくれ!!
するとレッドバロンの店長はこう言った。
「◯君は背が高いから小さいCRMよりフルサイズに近いオフロードのほうがいいんじゃない?」
なるほど…納得してしまった。
原付きオフロードでフルサイズに近いのはスズキTS125RとカワサキのKDX125があると教えてもらい、候補を幾つか出してもらった。
そうして後日TS125Rに決めた。理由はもらった候補で一番安かったからだ。ただそれだけである。15万ぐらいだったかなと思う。KDXは20万超えてたしね。
しばらくして納車されたそれは紛れもなく青いバッタ。そして安っぽい、のではなく安いスズキクオリティ。
まぁKDX選んでいたら正真正銘のバッタで安っぽいというのは同じだっただろう。カワサキだし・・・。
乗った感じは2stだけあって弾けるような加速!100キロちょいに22馬力と十分すぎるパワーが有った。2st特有の高音が気分を高めてくれる。
セローより確実にパワー合った。ただその分高回転でパワーバンドも狭くピーキーである。
だがこいつは面白い!!狭いピーキーなパワーバンドをキープして走るのがこんなに爽快だとは!
2stはパワー合って軽くて楽しいと聞いていたがこれほどとは・・・。
納車された頃はオンロード向けのタイヤが装備されていた為近所を走りまくった。
会社の仲良かった同期もバイクが好きで一緒に近場に走りに行ったり。
そのバイク原付きなのにめちゃくちゃ速くね?って言われてドヤァしたり。
そしてしばらくしてオフロードタイヤに履き替えて隣の市の山に突撃するようになった。
こんなところを走ってみたり・・・。
わかりにくいけど地面がえぐれている上に結構な坂道になっている。
ダートをぶっ飛ばして走ってテールスライドさせようと思ったらズッコケて腿を強打してパンツを破いてしまったりと。
そんなかんやで初めてのオフロードバイクを楽しんでいた。
現在のオフロードバイク信仰はこのバイクから始まったと言える。
ここでTS125Rの欠点というか弱点も話していこうと思う。
先に話したがやはり安っぽい。というか安いのだから仕方がない。
昔のバイクは特にひどい。まあ原付きだし?
比較的マイナーなバイクであったためアフターパーツが殆ど無い。
フロントスプロケぐらいは交換したかったのだが、適合パーツを買ったはずなのに厚みが違って取り付けできない。どういうことやねん。
あとオフロードバイクの宿命でもあるのだがタンクの容量が小さい。
これは形状的には仕方がない。10リッターも入らないから近場しか移動できない。
2st車両の宿命とも言えるのだが燃費がものすごく悪い。普通に走ってリッター8~9キロぐらいだったと思う。更にぶん回して乗るものだから輪をかけてひどかった。
タンク容量が少ないから尚の事きつく5、60キロ程度走ったら給油してたと思う。
タンク形状的にも片側に寄り易いのですぐガス欠症状になったためキャブ詰まってるんじゃないのかとレッドバロンに持ち込んだこともあった。
しばらく近場の山に通っていたけどそこしか行くところがない上に、その頃仕事を辞めてフリーターしていた。
そんな身分で車にバイク二台持ちなんて金銭的にも家族の目的にも厳しかったので手放してしまった。1年半も乗ってたかな?
ヤフオクで10万で浜松からやってきたおっさんに引き取ってもらった。
引き取りに来てもらった日はクリスマスイブの寒いときだったと覚えている。
取引後大変調子よく安心して帰れましたとコメントを頂いて嬉しかった。
今思えばナンバー切って置いておいても良かったのかなと思った。原付きだからファミバイ特約で再加入も楽だし維持費もしれてるしね。
今ならナンバーなしで軽量な車体を生かしてトランポに乗せてエンデューロに使いたいなぁ。今の乗ってるバイクより向いてそうだし。ただパーツは無いけどね・・・。
短い間の付き合いだったけど今の原点となるバイクでも合ったし乗ってよかったと思う。
またいつの日か君のようなバイクに出会えるといいな。
愛車遍歴 バイク編 その2 カワサキ GPz900R
初めて私が買った大型バイク、カワサキ GPz900R。
カワサキが威信を賭け初の水冷バイクとしてこの世に送り出し4半世紀に渡って製造されたロングセラーモデル。
ninjaの名で知られ、トム・クルーズがトップガンで乗ったことで有名になったカワサキのかつててのフラッグシップである。
私が約二年の思い出を共にしたGPz900Rとの思い出を語っていく。
当時バイクは前述したヤマハルネッサに乗っていたが、2年ほど乗ってそろそろ大型に乗ってみたいなという気持ちが出てきた。
ルネッサは軽快で楽しく燃費もよくスタリングよく非常にいいバイクであったが高速に乗って出かけるにはちょっとパワー不足であった。
時速60キロ超えたあたりからスピードの伸びがかなり悪くとても高速に乗ろうとは思わなかった。
高速を使ってツーリングをしてみたい!長距離走っても疲れないフルカウルに乗ってみたい!
車ももちろん好きであったがカーディーラーということもあり好きな車は乗れない。ならばバイクにつぎ込もう。
大型バイクに乗り換える動機は十分だった。
初めての大型バイクということで最初は安いやつでいいか、んでフルカウルのバイクにしたい。じゃあGPZか!そんなノリだったと思う。
どうせ買うなら高年式の綺麗なやつが欲しい・・・。どうせなら逆車がいい・・・。んで人気色のグリーンで・・・。うん全然安くなかった。結局総額75万ぐらいしたと思う。
乗った後で思ったけど国内仕様で全然良かった。んで人気無い色なら半額程度で買えてた。更に言うともっと安い予算で新しい設計のバイクに乗れてた。同じカワサキのフラッグシップであるZX9Rとかのほうが安くて新しくて速いのだ・・・。
まあそんな事買ってから言ってもしょうがない。
乗った感想はやはりザ・ビッグバイクとも言うべき加速!1速で100キロまで出るのはさすが大型バイクである。3~4秒で時速100キロに到達するのである。車では到底体験できない怒涛の加速であった。
フルカウルバイクなだけ合って体に受ける風はかなり少なくなり、冬になっても割と平気であちこちまで出かけることができたと思う。やはりカウルは大事だ。
納車されてすぐ高速道路を使って郡上八幡まで走りに行ったが非常に快適であっという間に到着した。ホイールベースが長いので安定性も抜群だった。ルネッサでは考えられないことであった。
他にも諏訪大社まで観光に行ったりもした。これはなかなか距離があってしんどかったが・・・。
他にもレッドバロンのツーリングに何度も参加し、マスツーリングを初体験した。ちょっとした知り合いもできたりした。琵琶湖にBBQしに行ったり、岐阜の山奥まで言ったり、浜松まで餃子を食べに行ったりと・・・。
このバイクに乗ってるときが一番一般的なバイクに乗ってます的、いわゆるステレオタイプなバイク乗りであったと思う。
この写真がレッドバロンのツーリングに行ったときの写真である。
あとこのバイクに乗っている時ものすごくオジサマからモテた。とにかく色んな所で声をかけられたのだ。
ガソリンスタンドでガソリンを入れている時オジサマが「お兄ちゃんコレGPZでしょ?俺も昔乗っててなぁ。すごく綺麗でかっこええなぁ。」
他のガソリンスタンドではオジサンの店員さんが「私もGPZに乗っていましてね・・・。新車から20年ぐらい乗り続けてるんですよ。」
自宅にバイクを置いておいたらハンドルに名刺が貼り付けてあり、「近所に住んでいます。私も同じカラーのGPZに乗っています。一緒にツーリング行きませんか。連絡待ってます。」
連絡取って会いに行ったら若いねえ!!って驚かれた。ツーリングは休みが合わなくて行くことはなかったが。
偶然立ち寄ったトライアル場に見学に行ったら同じタイミングで見学に来ていた10歳ぐらい年上の隼乗っているお兄さんと知り合った。この人とは2回ほどツーリングに行った。若いのにシブイの乗ってるねとか言われた気がする。
まさにGPZの魔力とも言うべきものすごいオジサマからの羨望の眼差しを頂いたのだ。ZX9Rを選んでいたらこのような出会いは無かっただろう。
GPZを通じてたくさんの出会いを得ることができた。他のバイクでは得られない得難い経験だったと思う。
ただやはりこのバイクも主に設計が古いことによるネガはたくさんあった。
まず当たり前だが非常に重い!総重量250キロぐらい合ったため取り回しに苦労した。
立ちコケやら低速でコケたりして3回ウインカーを割ってしまった。
一度角度がつくまで倒れると跨った状態からリカバリーできない。
あと長いホイールベースからくる小回りの効かなさ。これは長いほうが高速安定性あるから一長一短ではある。
まったり流すならいいけど重量も相まって峠道とか走るには結構きつかった。
あとは設計の古さから来る燃費性能やら走行性能あたり。この辺りは当時はあまり気にならなかったがいろんなバイクを経験した今なら結構気になると思う。
そんなかんなで2年ほど乗ったが今の会社に入社と同時ぐらいに手放した。
あまりツーリングに参加することも無くなり、日帰りで行きたいところもたいてい行き尽くしてしまった為あまり乗らなくなってしまったからだ。
丁度手放す頃親しいレッドバロンの店員さんにマスツーリングを何度かご一緒した知り合いが車に突っ込まれたと聞いた。バイクはぐちゃぐちゃで本人は半身不随の障害者になってしまい車椅子生活になってしまったようだ。同時お互いmixiで繋がっていた為詳しい話をやり取りした。その辺りの話もバイクについて考えさせられるきっかけにもなった。
やはりバイクの乗っているとどんなに気をつけてもヒヤリという場面は何度か経験することはあった。確かに楽しい乗り物ではあるが車に比べて圧倒的に危険な乗り物には違いないのである。
2CHのバイク板の話題でヒヤリと思った千回に一度は事故になる。事故になる千回に一度は死ぬ。こんな言葉を見た覚えがある。言い得て妙だなと思った。死ななくても怪我をする、障害者になるという確率はもっと多いだろう。
そんなわけで一旦バイクを降りることにしたのだ。
バイクは買ったレッドバロンに引き取ってもらった。
すでにGPZがこの手を離れて何年も経つがGPZと過ごした日々はまるで昨日のことのように思い出す。
このバイクでしか得られない経験をたくさん頂いたのだ。
正直この手のバイクを買うことはもう無いだろうが非常に楽しい日々だった。
思い出をありがとう。俺の心の中には何時も色褪せることなく一緒にいる。
愛車遍歴 車編 その2 トヨタ・ベルタ
私は車、バイク共に幾つか買って乗ってきたが今まで唯一新車で買った車。それがトヨタ・ベルタである。
現在は生産されていないがトヨタ最小のセダンという謳い文句で売られていた、ヴィッツのセダンである。
この車に乗ることになった経緯、感想、そして衝撃の顛末を書いていきたいと思う。
私は大学を卒業し某カーディーラーに入社することとなった。県内でも1.2を争う有数のトヨタディーラーである。
当時は車が好きという単純な理由。そしてそのカーディーラーでフォルクスワーゲンの取扱があった。
内定をいただく際フォルクスワーゲンに乗っても大丈夫ですかと聞いた。大丈夫だよ取扱車種だから乗ってもいいよと。ポロとかゴルフのGTIとか乗れるなら良いかなと思い入社を決意した。
今考えれば思考そして想像力の欠如としか思えない判断であった。社会に出たことのない未熟さがあってのことだろう。
二ヶ月近い研修を経て80人近い同期はそれぞれ店舗に配属されていった。
しばらくは親から借りたカローラで外回りやら営業活動をしていたが、そろそろ新車を買うよなみたいな空気が出てきた。6月頃だったと思う。
入社のときの決意どおりその時の上司に実はワーゲンのポロ乗りたいですと伝えた。ただ上司ははぁ?トヨタディーラーなのにワーゲン乗るなんてそんな奴聞いたことねえぞ!?今思えば当然である。一蹴されてしまったのだ、絶望だった。
しかたない入社した以上買わないといけない。でも取扱車種に全く興味が持てなかったから安い車で選ぶことにした。
この頃になると他の同期もぼちぼち車を買い始めていた。ほとんどの同期はラクティスを買っていた。トヨタのヴィッツよりはひと回り小さく背の高いハッチバックである。値段も手頃である。金のある?同期はアルファードやらハリアーを買っていた。
そんな中私は冒頭のベルタを選んだ。それは何故か?安いからである。ベルタはラクティスよりも安かった。ほんとにそれだけだった。MTで4WD設定のあるラッシュとか真剣に考えたけどやっぱり値段がネックだった。
一番安い車にかかわらずベルタを選んだ同期は誰ひとり居なかった。80人近く居たのに選んだのはそう、私だけだった。
トヨタがベルタを買うターゲット層は、昔マーク2など大きいセダンを乗っていたが、歳をとって大きい車がしんどくなってきたお爺様方である。そんな高齢のお爺様こんな小さいセダンもありますよと営業がお勧めするのがベルタなのである。
トヨタ車はよくジジ臭いだのおっさん臭いだの言われる事が多い車種が多い。ベルタは更におっさんを通り越して枯れた車なのだ・・・。
ただそんなことは私も分かっていた。なので少しでも若く見えるようにカラーをガンメタにした。さらにリアスポイラーも装着した。ただ周りには非常に滑稽に見えたのか同期にも上司にもよくネタにされてしまった。
今思えば当然である。割り切るならシルバーで何もつけずに営業車として乗るべきなのだ。
散々こき下ろしたけど道具としてみたベルタはなかなか優秀であった。まずそこそこ燃費が良い。1300CCで大体15kmぐらい走る。
そして当時のカローラよりも小さいのにパッケージングがよく考えられているのか中は広かった。本家のヴィッツよりもホイールベースが長かった為乗り心地も良かった。更に言うとラクティスよりシートが良く、長時間運転しても疲れにくかった。これは乗った人しかわからない長所であった。
高齢者をターゲットにしているだけ合ってそのあたりは値段以上にしっかり作り込みはしているのだろう。
内装は非常にシンプルと言うか残念な感じであったが安い車だからそこは仕方ない。
しばらくして馬鹿にしてきた同期達も道具として割り切るならベルタもいいよねと言われることが出てきた。
実際に仕事で客の車やら代車やらで乗って良いと気がつくのだろう。 ここは先見の明が合った?とでも言っておこう。
トヨタディーラーに勤めて2年経った時、同じ店舗の同期のY君と一緒に退職した。丁度あの忌まわしい東日本大震災が起こった直後であった。
その後Y君と一緒に四国に旅に行くことなり出発した。出発して翌日の夜志摩に差し掛かっていた。峠道で大雨が降ってて坂道だった。渋滞で停まっていたらいきなり背後に衝撃を受けた。
何が起きたかわからなかった。雨が降りしきる中車から出て確認すると衝突されていた。結構な衝撃で衝突されて更に乗ってた車が前の車にぶつかって更にその前の車にあたった。3台を巻き込む玉突き事故に遭遇してしまったのだ。
これがその時の返ってきたからの写真である。フロント側も写真はないがバンパーが割れて外れかかっていた。修理費総額100万掛かる全損事故で直すか迷ったけど全額修理費用出るならまあ良いかと結局直して乗った。
その後四国へはY君の車で行き、車が直ってからは一人で九州、北陸、東北と一人旅をした。
一度車のエアコンのスイッチが回らなくなったが中のワイヤーが切れたみたいで新車保証で直したもらった。かつての勤め先に行きたくは無かったが・・・。
そして3年経ち3万キロ乗って車検前に手放した。事故歴有りだけど結構いい値段が付いて悪くなった。
地味で決して刺激的な車ではなかったが3年の間、仕事や旅、沢山の思い出を共にした相棒。さらばだ
愛車遍歴 バイク編 その1 ヤマハ・ルネッサ
大学4年生になり就職も決まって時間が合った時期だったと思う。
もともと車は好きだったがバイクも興味を持ったので免許を取りに行ってバイク屋に行っていろいろ見て何を買うか悩んでいた。
ホーネットやらVTR、はたまたエストレヤにするかとか250CCから探していた時、レッドバロンの店長がこんなのはどう?と勧めてくれたのがヤマハ・ルネッサだった。
クラシック系で見た目もよく二気筒だからバランスよく燃費もいいからということで取り寄せてもらい契約した。
契約した日は8月19日、まさにバイクの日だった。バロンの店長が今日私の誕生日なんですよ~バイクの日ですから!とか言っててホントかよと思ったのが印象に残っている。
納車の日乗って帰ったが取った免許が大型だった為どうしても教習車に比べてパワーがないなーとか窮屈だなとか感じたがすぐ慣れた。
まず教習車に比べてかなり軽い。ひらひら曲がって非常に楽しかった。意のままに操る感覚を得ることが初日から得ることが出来た。
免許取った事もバイク買うことも親に話していなかったからいきなり家に持ち帰ったからちょっともめた。バイク乗りたいなんて言ったら反対されるからに決まっているからだ。まぁしばらくして黙認されるようにはなった。
当時大学時代仲良くしていた友人の一人にカワサキのバリオスに乗っているやつが居た。一緒に何度かツーリングに行ったり、乗せてもらったりしたので主にバリオスとの比較をしてみようと思う。
ルネッサはVツイン250CCのクラシック系のバイクである。確か28馬力ぐらいで燃費も28ぐらい走って非常に経済的なバイクであった。時速60キロまでは加速は良いがそこからの伸びはあんまりよくなかった。まぁ必要十分といえば十分である。高速は乗ったことはない。てか乗る気にならない。基本的にはVツインの鼓動感を感じながらまったり走るバイクである。
ただ峠の下りは非常に速いペースで走ることが出来た。軽量であるということ、Vツインであるということの旋回性能とトラクション性能が活きているのかもしれない。普段は直線でバリオスに置いていかれ決して追いつけなかったのだが、茶臼山の下りではバリオスを突き放した。イニDではないが下りで速い車、バイクは非常に楽しい。重いバイクで下りだと重くてアンダーにならないように必死にしがみ付く感覚しか無い。
バリオスはちょっとしか乗っていないがすごい軽いエンジンの吹け上がりと直4故の前輪荷重で非常に小回りがしやすいと感じた。ルネッサより年式的にも新しいから細かい完成度も高く感じた。扱いやすさもルネッサよりはあると思う。
ルネッサは就職して1年ぐらいした時大型に乗り換えるために手放した。上の画像は手放す際の最後の写真である。
あれから何台かバイクを乗ったが250のオンロードバイクでの楽しさはルネッサはかなり上位に来る。Vツインというのは中型大型問わずに最良の選択肢であると今改めて思う。
今はオフロードバイクに興味が移っているが、次オンロードバイクに乗ることがあれば必ずVツインから選ぶであろう。
選択肢があまりないのがつらいところではある。単気筒ほど軽くはなく4気筒ほどエンジンが回るわけじゃないが、常識的な速度で楽しめる。
燃費がよく旋回性能が高く程よい鼓動感がある。楽しめる幅が広いオールラウンダーであると言える。